桜と音楽の深い関係

なぜ人は桜を待つのでしょう。

綺麗だから。

なぜ綺麗と感じるのでしょう。


寒く厳しい冬を乗り越え、やっと暖かくなり始め待ちに待った春が来て。

まだまだ肌寒さを感じる頃、つぼみが膨らみ始める、これから訪れるだろうことへの期待。


なにより、桜の開花期間はとても短い。

つぼみから何分咲きかな、なんて気にしながら、あっという間に満開が来て。

桜が風に舞い、道には薄いピンクの絨毯ができる。

雨が降ると、せっかくのピンクの絨毯も茶色くなって、汚れ。


だからなのです。

また桜が見たくなるのは。

だからなのです。

厳しい冬を乗り越えたからこそ、綺麗だと感じるのは。

だからなのです。

1年に1度、とても短い期間だけの貴重な美しさ。

だからなのです。

桜ふぶきとなって空中に舞い、すぐに散ってしまう。


だからなのです。

今のあなたの、今にしか出せない音色で、リズムで、

空中に舞ってあっという間に消えてしまう。

満開でなくとも可愛い蕾。散る様子も美しい。

儚さに惹かれる。

美しい桜の絨毯から泥だらけになっても、また次の新緑の季節が楽しみになる。

来年の桜も楽しみになる。


《時間芸術》と言われる音楽。

あなたの放った音は、空中に、時の中に、一瞬で消えてしまう。


そこに、桜も、四季折々、音楽の儚くて、貴重なものに惹かれること。

私には重なって見えるのです。

自然と音楽は、切っても切り離せないのです。


造花ではないから、いつか終わりが来るし、枯れる。

でも、いつかまた咲くから、美しい。

次には、また違った色となり、実となり、大きく成長しているかもしれない。


CDではないから、生身の人間、あなたの音色だからこそ、

誰にも出来ない、唯一無二のあなたの音楽だから、また聴きたくなる。


桜と自然、音楽のとてつもない魅力に取りつかれている私。


四季を美しいと、旬のものをありがたいと感謝できるあなたは、

きっと本当は、ピアノを好きなはずです。

きっと、たくさんの人が、現実に、生活に惑わされ、

目先のことに捉われ、色眼鏡をかけ、ゴールを急ぎたがり、

最善を決めつけてしまう。


私もそうなりそうになる時がよくあります。

でも、飲み込まれないように。自然の中で、しっかり生きたい。


桜は目に見えるけれど、見えないことこそ、大切なことがある。

一瞬で散るあなたの花びら、私には見えます。


そして、またあなたの、今だけのあなたの音楽が聴きたい。










Piano School Luonto

はじめまして。いつもありがとうございます。岡山市中区 Piano school Luonto です。 Luonto(ルオント)とは、自然を表します。音楽は自然の中から、生まれました。 そして、私達は自然と共存しています。音楽も自然の中に溶け込むように、描かれています。 皆様の生活に、自然に、ピアノの音色が溶け込みますように。

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